韓国における反日教育の実態
よく韓国人に「韓国は反日教育をしている」というと、「韓国は反日教育をしているのではなく、事実を教えているだけだ」と主張することがある。
だが、韓国は反日教育を行っている。
これは筆者の主張ではなく、韓国政府が明確に認めているものである。
今回は韓国が反日教育をやっているという根拠を提示する。
◎朝日新聞 1954年10月14日
以下の出典は1954年10月14日の朝日新聞1面である。
※赤字は筆者
韓国で反日教育 李大統領、全国に指示 【京城十三日発=ロイター】
韓国文教部スポークスマンは十三日「全国のすべての教育施設に対し、反共と反日道徳教育とを同程度で強調するようとの大統領の指示が発せられた」と次のように発表した。
李承晩大統領は共産主義者が民主主義政府および国民に比べていかに残忍であり、独裁的かつ野蛮であるかを教えるとともに、日本帝国主義の侵略性およびその韓国に対する悪意に満ちた態度を生徒に教えるよう命令した。またこの新指示は、韓国経済を独占しようとする日本の陰謀に対する対抗措置を準備するため、教師および大学教授に命じ、生徒を激励させようとするものである。
どうであろうか?
「韓国に対する悪意」を教えると明記している。恐ろしい話である。
この反日教育はその後見直された形跡はない。つまり1954年以降
60年以上に渡って続けられているのである。
念のために書くが、これは朝日新聞のスクープではない。
韓国政府が記者会見をして発表しているのだ。公式に。
◎日経新聞 1954年12月7日
他にも同時期のこのような記事もある。これも韓国政府が公式に発表している。
※赤字は筆者
韓国で反共反日講義
【京城六日発AP=共同】
韓国文部省は六日、韓国の全小・中学校に対し、少なくとも一週間に一回は生徒に「反共反日観念」を教えるための特別講義を行うよう命令した。
すべての小学生と中学生に週1回以上の「反共反日観念」を教える、
と明言している。小さな子供にこんなことを教えているのだ。
これで反日にならない方がおかしい。
少し考えてもらいたい。日本のすべての小学校と中学校で、毎週1回の嫌韓教育が行われていれば、日本人が嫌韓にならない訳がない。
しかも国家を挙げて、義務教育で行っているのだ。
これが反日教育でなくて何なんだ?
さらにこういうことがある。
作家で評論家の呉善花によると小学校の時
※赤字は筆者
教室の黒板の上には、真ん中に大統領の写真が掲げられ、その両脇に「反共」「反日」と大きく書かれたポスターが貼ってある。
同様なことは別の例でもある。
以下の出典は朝日新聞の1995年6月21日5面の社説の冒頭部分である。
※赤字は筆者
韓水山(ハン・スサン)さんは、韓国の人気作家の一人である。
植民地支配から解放された翌一九四六年に生まれた。小学校に入って初めての習字の授業で、先生が二つのお手本を書いた。「反共」と「反日」。どちらでもいいといわれたが、韓さんは少しやさしいと思って「反日」と書いた。うまく書けたとほめられた。これが日本との出会いだった。 ~後略~
また韓水山氏の著書でも同様な記述がある。(「隣の日本人」P1~2)
植民地時代が終わった翌年に生まれた私は韓国でも最も厳格な反日教育を受けて育った世代である。習字の時間に私の書いた「反日」という文字を先生が褒めて教室の壁に貼ってくれもした。その時から私は「反日においては優秀な生徒」となった。
「反日」と書いて、ほめられている。
上記のような教室で学べば、普通、子供たちは反日になっていくだろう。
◎現在ではないのか?
このように書くと韓国人はこう反論するだろう。
これは昔の話だ。今はやっていない…と。
それなら韓国人に聞こう。いつ止めたんだ?…と。
少なくとも反日教育をやっていたのは事実だろう。
じゃあ、いつ止めたんだ?
止めたと証明できない限り、続いていると思うのが当たり前だろう。
こちらは反日教育をやっている根拠を出した。
独裁政権の李承晩が命令をして、すべての小・中学校で
週1日以上の反日反共観念を植え付けていることを、
韓国政府の発表として示した。
じゃあ、いつ止めたのかを示すのは、韓国側だろう。
「悪魔の証明」という言葉がある。
「悪魔でない」と証明することはできない。
つまり「止めてない」と証明することはできないのだ。こちらが「反日教育をやっている」と証明した以上、「止めた」という証明がない以上、続いていると思わざるを得ないのだ。
◎いつ反省したのか?
それから韓国が日本に歴史問題で批判する時には、「真摯な反省」を求める。これは彼らの言葉によると、真摯な反省をしないと「また繰り返す」からだ。
じゃあ韓国はいつ反省したんだ?反日教育をやったことをいつ反省したんだ?反省しなければやるのなら、韓国はまさに反日教育に関しては一切反省していない。
韓国は戦前のことを現在でも追及している。
日本のこと、韓国内の親日派のことを現在でも追及している。それは「誤ったことを訂正し、反省しないとまた繰り返すからだろう」
それなら戦後のこと、1954年のことを追求するのは当たり前だろう。今すぐプロジェクトチームを作って、当時の実態を暴き、当時の責任者を処罰して、真摯に反省して、日本に対して謝罪しろ!
反日教育をやってすいませんでした…と。
そして日本に対する謝罪像を作って、
全国各地に建立しろ!
こういうことを考えると、現在の80歳くらいまでの人は反日教育で染まっていると見做すべきであり、本人たちには「反日をしている」という意識もない当たり前の行動になっていることが十分に想像できる。
韓国においては、親日派=売国奴であり、日本擁護の発言をすることは社会的に非常なマイナスを被ることを意味する。だから我が身を守るためにも、そして親日派のレッテルを張られかねない人は尚更、反日をしなければならない。
だから日本人も「文在寅氏は従北だから…」とか甘い考えを持つべきではない。誰がなろうと韓国は反日を止めないのだ。いや止められないのだ。
もしそういう勇気のある人が現れるとすれば失脚するか、少なくとも大統領候補になる程出世しないだろう。
元々、韓国人は併合時代の日本に対して否定的な意見を持っていなかった。日本人への親近感さえ持っていた。しかし「反日教育」によって徐々に世論は変化していった。
数年前、韓国で38歳の男性が95歳の老人を撲殺するという事件があった。
https://www.youtube.com/watch?v=PjegTsraoqo
これは95歳の老人が「日本時代は悪い時代じゃなかった」という主旨の発言に激高し、老人の杖を取り上げて撲殺したものである。年長者を尊ぶ儒教の国も落ちぶれたものである。
しかしこういう人物を作り出してきたのは韓国の「反日教育」ではないのか?
◎まとめ
まとめると、韓国は反日教育をやっている。
それもつい最近やっているのではなく、1954年以来、大統領命令で子供たちの反日教育をしてきたのだ。
その内容は週1回以上、全ての小学校、全ての中学校で反日の特別講義をするものだ。この時の対象は「反日」だけではなく、「反共」も対象だが、いずれにせよ韓国を侵略した北朝鮮と同じ”憎しみの対象”として日本を位置付け、教え込んできたのだ。
そして反日教育を主導してきた初代李承晩大統領がいなくなっても、韓国歴代政権は自国をまとめ上げることに、反日を利用してきた。
韓国の反日教育。これは現在では教育現場だけではなく、国民の意識の隅々まで沁み込んでいる。韓国世論を作っているのはこの空気だ。
故に韓国で反日を止めようと持っても絶対にうまくいかない。
現在の民主国家韓国では、反日に逆らうことは政治的社会的に死を宣告されるのも同様だからだ。
だから韓国は、反日を絶対に止めないだろう