終戦10年後の在日コリアンの犯罪割合
100人に1人!これは何に数字か分かるであろうか?
これは前回までに書いた「相互釈放問題」が持ち上がった
1955年前後の在日コリアンの刑務所に行っていた比率である。
当時の国会議事録から刑務所に行っていたのは
1955年12月8日 衆議院法務委員会 ※赤字は筆者
内田政府委員 ~略~ 遺憾ながら日本におります朝鮮人、
~略~ 非常に犯罪者が多いのでございます。現在刑務所におります人員総数約六万のうち、
ほぼその一割が朝鮮人によって占められておるという現状でございます。
これを全人口の比率から考えますと、日本人の犯罪率に比べまして十数倍という実情でございます。
ここではっきりと「約六万人のうち、ほぼその一割」と言っている。
日本人を含めて、刑務所に行っていたのは約六万人。その内の1割がコリアンである。
つまり当時約六千人のコリアンが刑務所に入っていたのである。
では当時、在日コリアンは何人くらいいたのか?これも当時の国会議事録から拾ってみよう。
例えば1955年6月18日 衆議院法務委員会では、 ※赤字は筆者
小泉政府委員 ~略~ 一、二の有力な韓国人の団体の長の方で、
私に、密入国者を送還するとかしないとかは問題ではなくて、
六十万人という朝鮮人が日本に在留して現存しているというこの現実に立って、 ~略~
1955年6月23日 参議院文教委員会では、 ※赤字は筆者
安部キミ子君 ~略~ 実は私どもが北朝鮮の訪問をしました際に、
教育相、今日日本でいえば文部大臣に当るところの白雲南という方とも
いろいろ懇談したわけであります。現在六十万人に余る在日朝鮮人がおるし、
~略~
1956年4月24日 参議院法務委員会では ※赤字は筆者
政府委員(松原一彦君) ~略~ しかし、事務当局の方に聞いてみますというと、
この法案は、ようやく最近にこれが実施せられるようになったのだそうでございまして、
六十万人に余る最大多数の朝鮮の諸君の中には、 ~略~
因みに最初の小泉政府委員とは、小泉純一郎元総理大臣の父、小泉純也である。
まあ大体、在日コリアンは約六十万人というのが当時のコンセンサスだったようである。
つまり約六十万人のうち、約六千人が刑務所に入っていた。
罪を犯していた数ではなく、刑務所に入っていた数である。だから吉田茂もGHQにこんな要望を出すのである。
※吉田茂=マッカーサー往復書簡集 袖井林二郎 P448~450 ※赤字は筆者
親愛なる閣下
日本の戦後の諸問題のうち朝鮮人と台湾人に関するものがありますが、
彼らはかつて日本国民であり、現在もこの国に依然として滞在しているものです。ここでは台湾人については、彼らが比較的少数であり、
それほど問題を起こしておりませんので、しばし触れないことに致します。しかし、総数約一〇〇万人、
そのほぼ半数は不法入国者であるところの在日朝鮮人の問題について、
われわれはいま早期の解決を迫られております。私はこれら朝鮮人がすべて、彼らの生国の半島に送り返されることを欲するものです。
その理由は以下のとおりです~略~
3.もっと悪いことには、これら朝鮮人は犯罪を犯す割合がかなり高いのです。
彼らは我が国の経済法規を破る常習犯です。かなりの数が、共産主義者かその同調者であり、最も悪質な政治的犯罪を犯しがちなのです。
投獄されているものは、既に七〇〇〇人を超えています。<<1949年時点なので数字が若干違っているが、基本的に犯罪の常習者集団だったのである。
こういう実態を指摘されると、「差別だ!」と言って言い逃れる。
我々は、「事実だ!」と明確に主張しなければならない。